2023年冬期の摩周湖の全面結氷予測レポートを発表
本学社会環境系の亀田貴雄教授は、1974年から2021年までの摩周湖の結氷観測データを用いて、摩周湖が全面結氷する気象条件を昨年1月に明らかにしました。[参考:2022.01.25 プレスリリース資料,亀田ら(2022)]
このたび、2023年の結氷予測を行い、摩周湖は2月22日±11.8日(2月10日~3月6日)に全面結氷することが推定できました。この予測には、2022年6月1日~8月31日の川湯アメダスでの日最高気温の平均および2022年11月1日~2023年1月15日までの川湯アメダスでの日平均気温の記録を使っています。
● 「2023年冬期の摩周湖の全面結氷予測レポート」はこちら(2023年1月16日時点での予測)
この予測を参考に、摩周湖カムイテラスを運営する株式会社 弟子屈町振興公社では、「摩周湖の全面結氷予想キャンペーン」を実施しており、亀田教授は摩周湖の全面結氷の判断などの科学的な面に関して協力しています。
摩周湖は2021年には全面結氷しましたが、2022年は部分結氷になったため、2023年に全面結氷すると2年ぶりとなります。以下の写真のように、全面結氷した摩周湖の湖面には美しい模様が現れることが知られており、今年もこのような光景を見られることが期待されています。
● 「摩周湖の全面結氷予想キャンペーン」の詳細はこちら(外部リンク)
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全面結氷した摩周湖(1978年2月17日,撮影:東海林明雄) |
[企画総務課 2023/02/03 更新]