巴比伦娱乐场

图片

巴比伦娱乐场

学生の活躍

本学大学院生がPACCON2017においてBest Poster Presentation Awardを受賞

このたび、本学大学院博士前期課程バイオ環境化学専攻の藤森鴻平さん(環境分析化学研究室所属、指導教員:齋藤 徹教授)が、Pure and Applied Chemistry International Conference 2017 (PACCON2017)において、Best Poster Presentation Awardを受賞しました。この賞は、12の分野において卓越した研究発表を行った若手研究者に贈られるものです。本国際会議において、藤森さんは「Rapid removal of pharmaceuticals from water by surfactin-enhanced coagulation-flotation method using sodium dodecyl sulfate」という題目で発表しました。

近年、病気の治療や日常の健康維持に用いられる医薬品類による水環境汚染の実態や生態系への影響が世界各地で報告されるようになりました。しかし、現在の排水処理技術は必ずしも医薬品類の除去に対応したものではありません。環境分析化学研究室では、痕跡量の界面活性剤と高分子電解質を加え、気泡を送り込むことにより、医薬品類を選択的かつ一斉に排水から除去する方法を考案しました。藤森さんの研究は、この系に納豆菌由来のバイオサーファクタントであるサーファクチンを添加することにより、合成界面活性剤の使用量を10分の1以下に抑えながら、水中の医薬品類の迅速除去を可能にしたものです。詳細なメカニズムの解明や実用化の研究が待たれていますが、医療の普及により世界的に進行している人用医薬品類による汚染対策としてだけでなく、抗菌剤等農薬による水環境汚染の防止技術として、今後の発展が期待されます。

発表題目
Kohei Fujimori, Tohru Saitoh: Rapid removal of pharmaceuticals from water by surfactin-enhanced coagulation-flotation method using sodium dodecyl sulfate, Pure and Applied Chemistry International Conference 2017 (PACCON2017)(タイ, バンコク), 2017年2月.

201704-P1
PACCON2017 Best Poster Presentation Award

201704-P2
受賞した藤森さん

? 前のページに戻る