教員の紹介
研究者情報
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学位
博士（工学）
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担当授業科目
海岸工学, オホーツク未来デザイン総合工学I, オホーツク未来デザイン総合工学II, 港湾工学, 社会インフラキャリアデザイン総合演習, オホーツク地域と環境, 地域未来デザイン工学入門/短期履修,水環境工学特論II
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専門分野
基礎水理学, 数値流体力学
研究室の概要
沿岸域や河口域では、潮の満ち引きなどの流れ、風による波、塩水遡上などの密度流など、様々な水の流れや波の現象が見られます。これらの流れや波が生み出す環境は、多種多様な生物の棲み処となり、水産業など人々の活動の場となります。このような生物、人間の活動を支える沿岸域の環境に対して、近年の地球温暖化やそれに伴う豪雨、台風の激甚化?頻発化による影響が懸念されています。このような影響は、生物環境を変え、生態系に変化をもたらす可能性があります。人間活動を支える場としての観点からは、高潮?津波に対する防災対策の強靭化、水域環境が変化するなかでの水産業の安定化?効率化が求められます。また、オホーツク海に目を向ければ、海氷の減少に伴う波浪や流れの変化による影響が懸念されており、地域に特化した課題もあります。このような課題に対して、沿岸域?河口域で起こる様々な現象の研究を行うことで、各課題に取り組んでいきます。
研究室の研究テーマ
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流れと波に関する基礎研究
沿岸域や河川域での課題は、水の流れや波の現象に関連したものが多くあります。このような現象の基礎研究によって、沿岸域や河川域で起こる現象をより深く理解することができます。また、そこで得られた知見が、現実の課題に取り組む際にも活かすことができます。当研究室では、そのような様々な流れや波の現象に対して、実験、理論解析、数値解析といったアプローチでの基礎研究を行います。
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実海域、実河川での波や流れの数値シミュレーション
沿岸域、河川域で起こる現象は、地形や風、降雨などの気象など様々な影響を受けており、現象が複雑になります。このような現象に関連する課題に取り組む際、基礎研究で得られた知見に加え、様々な影響を踏まえて、対象の海域?河川で、実際に何が起こっているか、また今後どのようなことが起こる可能性があるかを理解することが重要です。当研究室では、実海域、実河川を対象とし、主に数値シミュレーションによる現象把握や今後の予測に関する研究を行います。
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流れや波による種々の輸送機構に関する研究
海や川では、表層では流木や流氷などの浮遊物、底層では土砂、また、遊泳能力の低い生物など、流れや波によって様々なものが輸送されます。こういった輸送機構の解明は、防災の観点、環境の観点でも重要となります。当研究室では、海や河川の流れや波だけでなく、それに伴う種々の輸送機構についての研究を行い、より多様な問題に取り組むことを目指します。