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大学概要

教員の紹介

菅野 亨
KANNO Toru
バイオ食品工学コース / 教授
応用化学系

研究者情報

  • 学位

    博士(工学)

  • 担当授業科目

    応用無機材料,無機化学,化学工学,????食品工学実験I,生物無機化学,????食品工学演習II,????食品総合工学II,地域未来デザイン工学入門,????食品工学概論,学術文献英語

  • 専門分野

    無機材料工学、生体材料工学、化学工学

  • 研究テーマ

    薬物徐放材料の設計、開発,バイオミネラルを用いた環境浄化システムの最適化

  • 研究内容キーワード

    ヒドロキシアパタイト,無機層状化合物,ホタテ貝殻

  • 所属学会

    日本化学会,化学工学会,触媒学会,日本エネルギー学会,日本セラミックス協会,日本粘土学会,日本バイオマテリアル学会

研究室の概要

“無機材料の機能を活用する”というテーマのもと、アパタイト、ホタテ貝殻、無機層状化合物を用いた薬剤徐放材料や環境浄化材料の開発に関する研究を行っています。私たちが目指している薬剤徐放材料とは、副作用の軽減や薬効のより長い持続のために、薬をゆっくりと放出させる(徐放といいます)材料のことをいいます。骨や歯の無機主成分でもあるヒドロキシアパタイトや、水を取り込んで膨潤する性質を持つモンモリロナイトなどの無機層状化合物を用いています。薬剤として、タンパク質薬剤や抗がん剤を対象としています。さらに、現在は廃棄物ではなく貴重なカルシウム資源であるホタテ貝殻をベースにした複合材料を用いて、工業廃水からリンとフッ素を同時回収?除去することにより、リン資源や工業原料として重要なフッ素を得るリサイクルプロセスや、悪臭物質、重金属類を吸着する環境浄化材料の開発を行っています。

研究室の研究テーマ

  • 薬剤徐放材料の開発

    副作用の軽減や薬効のより長い持続のために、薬剤をゆっくりと放出させる材料(薬剤徐放材料といいます)の開発を目指して、アパタイトとモンモリロナイト等の無機層状化合物における薬剤及びモデル薬剤の吸着および脱離(徐放)挙動をさまざまな手法を用いて調べています。薬剤として、タンパク質薬剤や抗がん剤を対象としています。

  • ホタテ貝殻複合材料を用いた環境浄化材の開発

    半導体工場における洗浄過程で排出されるリン及びフッ素を同時に回収?除去する研究を行っています。その方法として、ホタテ貝殻のカルシウムとリン及びフッ素を反応させてフッ素を含むアパタイトを生成させて回収?除去しています。また、ホタテ貝殻複合材料への悪臭物質、重金属類の吸着挙動を調べることにより、環境浄化材としての有用性を調べています。