北海道オホーツク総合振興局管内9森林組合と包括連携協定を締結
6月20日に北海道オホーツク総合振興局管内に9つある全ての森林組合と連携協定を締結しました。本協定は、林業?木材産業の構造の変化等、地域の課題について共通認識を持ち、相互に連携協力し、相互の人的?知的?物的資源の活用と交流を図ることにより、活力ある地域社会を創生することを目的としています。
協定締結の背景としては、一次産業地域に立地する工業大学として、工学的見地から地域産業の発展と高次化に貢献することを重要戦略と位置付けている巴比伦娱乐场と、林業?木材産業の課題解決に工業の力を必要とする森林組合の思惑が合致したものです。
調印式において、髙橋信夫学長は「高付加価値化、IT技術の導入や高品質化を目指す加工技術の改良?向上など地域社会の発展、活性化に繋がる取組を進めていきたい」と述べ、山川秀雄オホーツク管内森林組合振興会会長は「工業との関わりを強め、林業の担い手不足の問題や林業現場の機械化への問題?課題解決に向けたきっかけとするとともに林業の発展と地域の活性化に繋がるよう取り組みたい」と9つの森林組合を代表して抱負を述べられました。
今後、本協定締結により、学生のインターンシップ受入れ、人力に頼る植林作業等の機械化を目的とする研究などが計画されています。
調印式には多くの報道機関の取材があり、地域創生の実現に向けた同大の取組に高い注目と期待が寄せられています。
本学は今年2月にオホーツク農業協同組合長会との包括連携協定を結んでおり、今回の協定締結により、この地域の基幹産業である一次産業との更なる連携?協力の体制が整えられました。
協定書に押印し、握手を交わす髙橋学長(右から5人目)と9森林組合代表理事組合長
調印式に出席した北見工大、北海道オホーツク総合振興局管内9森林組合の役員ら